早起きは三文の徳って英語でなんて言うの?
英語にも同じようなことわざがあります。
The early bird catches the worm.
or
The early bird gets the worm.
「早起きの鳥は虫を捕まえる」 という意味です。
早起きの人に向かって、
「You’re really an early bird! 」
なんて言えたらかっこいいですよね!
[意味]
早起きの小鳥は虫を捕まえやすいように、早く起きれば何かよいことがある。
また、それから転じて早目に処理をしておく人には仕事や勉強などに有利なことがあるということ。
朝遅く起きる人や、迅速な行動をとらず機会を逃してしまった人へのアドバイスとして使われます。
三文って、いくらですか?
江戸時代の代表的貨幣である寛永通宝1枚が1文にあたります。
江戸時代の代表的な外食メニューである蕎麦が当時は16文で食べられたそう。
ちなみに、なぜ16文かというと、ニ八(そば)の16文だからだったとか。
今なら、500円ほどで食べられるとして、16文≒500円
ということは、1文≒31.25円
つまり、3文はザックリ言って、「100円」と言ったところでしょうか。
早起きは三文の徳?得?
「徳」と「得」は、どちらも同じように「とく」と読みます。
しかし、意味は少し異なります。
「徳」は、経験によって身につけた、優れた気質を表わし、
道徳の「徳」の一字です。
一方、「得」は「もうけ、利益」を意味します。
日本語での意味は以下の通りです。
早起きは三文の徳
「三文」とは、一文銭三枚のことで「ごくわずかな」という意味。 わずか三文だとしても、得るものがあるということで、朝寝を戒める意味を込めて使う。 元々は「早起きしても三文ほどの得しかない」という意味で使われていたともいわれる。 「徳」は損得の「得」と同じ意味で、「早起きは三文の得」とも書く。
故事ことわざ辞典 より
早起きをすることは健康にもよいし、何らかの利益にもなります。
不規則な生活リズムを戒めて、朝早く起きることをすすめることわざです。
朝、目覚めた直後は脳が充分に休まり、活性化もしています。
何かを学ぶには、とても効率がよく、「脳のゴールデンタイム」とも言われています。
毎日の早起きで、多くの「学び」や「気づき」を得られそうです。
まさに、早起きは三文の徳ですね!